ABD(Active Book Dialog)読書会をご存知でしょうか?
簡単に説明すると、
1.担当パートを割り振り
2.それぞれ読み、要約文を作り
3.リレー形式でプレゼンし
4.感想や疑問について話しあう
という新しい読書会です。
その場で本を分けて読むので 事前に読んでくる必要もなく、1冊本があればよく、短い時間で まとめまで行う事が可能です。
担当パートが本の途中だと当然前後がわからないまま読むことになりますが、そこはプレゼンの際にはじめて知ることができ、 わからないところは質問して理解します。
今回、社内で「エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」 を題材にABD読書会を実施しました。
業務中に実施するので、多くの時間は取れず、まず1時間半で説明・導入・読むところ、次の週の2回目に要約・発表を途中まで実施しました。 3回目の次週、発表の残りとチェックアウトを行う予定です。
書籍の内容についてはまたレビューしたいと思います。今回はABD読書会の感想を。。。
良かった点
かなり時間短縮になってると感じる
5人で全5章だったので、単純に1章ずつにわけました。 大体1章1時間ぐらいで読めました。 単純に5章を全体で、または一人で読み切ろうとすると5時間かかる計算になります。
それが1章読むだけなので1時間(導入含めて1時間半)でいいことになりますのでかなり時間の短縮になります。
また、読んだ内容をまとめ、アウトプットするとなるとかなりの時間を要すると思います。 発表・チェックアウトを含めれば、この本の場合、4〜5時間程度で終わります。
深く理解できる
読んでない箇所は発表と質問ではじめて知ることになりますが、ここで深い話ができます。 議論ができますので、かなり理解が深まります。
自分は読んでないので、聞くしか無い。聞く姿勢がより深く知るきっかけとなります。
自分が読んでない箇所は後から読みたくなったりもしますが、一度議論しているところなので、次は深く読むことになります。
ログが残る
まとめを書くので、後からいくらでも振り返れます。 参加していない人にも共有ができます。
準備がいらない
今回あえて本を用意する以外はNo準備で望みました。
全然OKです。むしろ準備をしてしまうと、準備してなかった人たちに迷惑がかかったりします。
ということで結構手応えありの読書会になりました。 目標はこれを1年間続けていくことですが、課題もあります。
今後の課題
どのくらい時間がかかるか
普通に読書会しても当然どのくらい時間かかるかわからないものだと思いますが、どのくらい時間を取ればいいのかはやはり本に寄りますし、参加人数にも寄ります。 なかなか計算できないですが、1回実施すると何ページが何時間で大体読めるとわかってくるので、2回目以降は計画が立てやすいかもしれません。
どう分けるか
今回はたまたま5人で5章だったので1章ずつわけましたが、6人だったら?4人だったら?どう分けてたか・・・ページを単純に割るとかですかね。。。
回を分けると次参加できないとかは困る
業務中なので5時間とかまるまる時間とるわけにもいかず3回にわけました。 5人だったので調整はつきやすく、毎回全員参加できましたが、途中から参加できないとかは困りますね。。。 まあ、調整するしかないのですが・・・
こんな工夫をしてみた
タイトルだけの第一印象を記録
場作りの一環として、せっかく読まずに集まったのでタイトルだけで第一印象や本に期待することを語ってもらいました。 記録してますので次回クロージング時に読後の感想と比較してみます。
というわけで、ABD読書会1冊目、まだ途中ですが、なかなか手応えありです。
また気がついたことがあれば書こうと思います。